フィンテック 2026.09.09

インフレ時代に潜む「預貯金負け」リスクに半数以上が無自覚?「守りながら育てる」新たな貯蓄ニーズが浮上

株式会社Habittoの調査により、日本の多くの人がインフレによる「預貯金負け」リスクに気づかず、依然として預貯金に頼る実態が明らかになりました。一方で、リスクを抑えつつ資産を増やしたいという新たなニーズに応える「貯蓄マックス!」も提供開始されています。

文・webmaster 約5分
インフレ時代に潜む「預貯金負け」リスクに半数以上が無自覚?「守りながら育てる」新たな貯蓄ニーズが浮上

依然として続く「預貯金主義」と「インフレ負け」のリスク

調査結果サマリー

調査によると、日々の生活費以外の余裕資金の保有・運用方法として、「都市銀行や地方銀行などの普通預金口座への預貯金」が74.3%で最多でした。また、保有する金融資産の7割以上を一般の銀行預貯金で保有している人が全体の65.4%に上り、依然として「預貯金主義」が根強いことが明らかになりました。

余裕資金の保有・運用方法

日々の生活費以外の余裕資金の保有・運用の仕方

なぜ多くの人が預貯金を選ぶのでしょうか。その理由としては「特に意識せず、これまでもそうしてきたから」が58.1%と最も多く、次いで「元本が保証されていて安心・安全だから」が38.1%でした。この結果から、多くの人が習慣や「預貯金=安全」という認識のもと、明確な目的を持たずに貯蓄を続けていることが伺えます。

「一般の銀行の預貯金」で保有する理由

金融資産に占める「一般の銀行口座への預貯金」の割合

物価上昇については、82.7%が「以前より物価が上がっている」と実感している一方で、銀行預貯金を貯め続けることによる「インフレ負け」のリスク(物価上昇に預貯金金利が追いつかず、現金の価値が実質的に低下すること)を「感じる」と回答した人は48.7%にとどまりました。これは、過半数の人がこのリスクに無自覚である現状を示しています。

物価上昇の実感

一般の銀行口座に資金を貯め続けることがリスクになると感じるか

危機感はあっても「どう動けばいいかわからない」ジレンマ

物価上昇によるお金の価値の目減りに危機感を感じている人や、見直しの必要性を感じている人は合わせて44.4%いました。しかし、そのうち41.0%は「危機感はあるが、具体的にどう動けばいいかわからない」と回答しており、現状を変えたいと思いながらも具体的な解決策を見出せずにいるジレンマが浮き彫りになっています。

一般の銀行口座に預貯金を貯め続けることをどう感じているか

一般の銀行口座に資金を置いたままにしていることについて

理想は「守りながら育てる」新しいお金の置き方

これからの時代における理想のお金の置き方として、最も多かったのは「リスクは抑えつつも、できるなら少しでも資産を増やしたい(守りながら育てたい)」で48.5%でした。これは、従来の銀行預貯金に代わる新しい貯蓄への潜在的なニーズが高いことを示しています。

これからの時代における「あなたにとって理想的なお金の置き方」

家計再生コンサルタントの横山光昭氏は、今回の調査結果を受け、「預貯金は元本が保証され、必要なときに使えるという大きなメリットがあるため、決して『預貯金=悪』ではありません。しかし、インフレが続く環境では、銀行口座に置いているだけでは安心とは言い切れません」とコメントしています。さらに、「これまでそうしてきたから」と惰性で預貯金を続けるのではなく、お金を「使う・貯める・増やす」の3つに分け、目的に合った置き場所を考えることの重要性を強調しました。

家計再生コンサルタント 横山 光昭 氏

“第三の貯蓄”「貯蓄マックス!」の提供開始

このような「守りながら育てたい」という生活者のニーズに応えるため、株式会社Habittoは、”第三の貯蓄”を体現する新たな投資信託「貯蓄マックス!」を2026年9月8日(火)より正式に提供開始しました。

本商品は、銀行預貯金とも株式中心の運用とも異なる性質を持ち、「Japanese Saving Mindset Products」の第一弾として開発されました。円建てで大きな値動きを抑えながら、預金金利を上回る利回りを目指す商品です。住宅の頭金や子どもの教育資金など、数年内に使う可能性のある資金や、とりあえず預金に置いたままになっているお金の新しい置き場所として提案されています。

資金運用イメージ

株式会社Habittoのアドバイザリー部門責任者である古尾敦氏は、「今回の調査結果は、日々の相談現場の実感とも重なるものでした。(中略)生活者の課題が“意識”ではなく“選択肢”と“伴走”の不足にあることを裏付けています」と述べ、「貯蓄マックス!」が「守りながら育てたい」というニーズに応えるための選択肢の一つであると説明しています。

株式会社Habitto アドバイザリー部門責任者 古尾 敦昭 氏

「貯蓄マックス!」の商品ページはこちらです。
https://habitto.com/savings-max/

調査概要

  • 調査主体:株式会社Habitto(貯蓄の窓口 by Habitto)

  • 調査名:インフレ時代における貯蓄意識・行動調査

  • エリア:全国

  • 調査対象者:全国の20代〜50代の男女600名

  • 調査期間:2026年8月28日~31日

  • 調査方法:インターネット調査

株式会社Habittoについて

株式会社Habittoは、「お金の不安をなくす」というパーパス(存在意義)のもと、貯蓄の専門店(Savings Shop)「貯蓄の窓口 by Habitto」を運営する金融プラットフォームです。銀行預金だけに偏らないお金の置き方と育て方を、顧客一人ひとりの目的や状況に応じてわかりやすく案内する、日本初の貯蓄の専門店としています。

同社は金融庁による審査を受け、関東財務局に登録しており、その監督を受けています。サービスとして、好金利のGMOあおぞらネット銀行ハビト支店の貯蓄口座(円普通預金口座)、還元率0.8%のHabittoデビットカードに加え、投資信託、保険、無料のアドバイスサービスを展開しています。2023年6月のサービス開始以来、登録ユーザー7.6万人、貯蓄口座開設4.1万件、累計顧客入金額420億円を突破しています(いずれも2026年9月1日時点)。

貯蓄の窓口 by Habitto公式HP:
https://www.habitto.com/

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