スタートアップ 2026.09.08

高校生が「困りごと」をビジネスに変革!宇都宮短期大学附属高校で起業論アントレプレナーシップ講座を開催

2026年8月4日・5日の2日間、株式会社オーナーは宇都宮短期大学附属高等学校で「起業論アントレプレナーシップ講座」を実施しました。この講座では、高校生たちが身近な「困りごと」からビジネスアイデアを創出し、実践的なビジネスプランとして発表。起業家や専門家からの講話と審査を通じて、起業家精神(アントレプレナーシップ)とビジネス思考力を養うことを目的としています。

文・webmaster 約5分
高校生が「困りごと」をビジネスに変革!宇都宮短期大学附属高校で起業論アントレプレナーシップ講座を開催

身近な「困りごと」がビジネスの種に!高校生向け起業論講座

2026年8月4日と5日の2日間、宇都宮短期大学附属高等学校(栃木県宇都宮市)において、株式会社オーナーが主催する「起業論アントレプレナーシップ講座」が開催されました。今年で5年目を迎えるこの講座は、高校生がアイデアを発想し、課題を見つけ、解決策をビジネスとして考える力を育むことを目的としています。

宇都宮の起業家から学ぶ「リアルな挑戦」

講座の初日には、宇都宮市で活躍する2名の起業家がゲストとして登壇しました。日本山林再生株式会社の中村純さんと、株式会社情報の森の山田APACHE悠大さんです。

中村純さん

林業分野で創業した中村さんは、放置された山林を収益性のある資源に変える仕組みや、自身の幼少期・高校時代の体験が起業につながった経緯を紹介しました。

山田APACHE悠大さん

服飾デザイナーから起業した山田さんは、ファッションを軸とした地域づくりや教育など、自身の興味関心から新たな価値を生み出す事例や、心理学・社会学的なアプローチの重要性を語りました。

生徒たちは講演後、地元で活躍する起業家の話から「行動力の大切さ」「起業家の思考回路」「挑戦することの重要性」など、多くの学びを得た様子でした。

「困りごと」から生まれるビジネスアイデア

午後の部では、生徒たちがチームに分かれ、ビジネスプランの作成に取り組みました。まずは「誰が、どんなことで困っているのか」を具体的に書き出し、チームで取り組むテーマを決定。地元の特産品である「かんぴょうの認知度の低さ」や「夏の暑さで子どもたちが外で活動できない」といった、身近な課題が多数挙げられました。

手書きのアイデアメモ

その後、チームで解決策を検討し、既存の製品やサービスとの違いを意識しながら、ビジネスプランを具体化していきました。ワークシートに構想をまとめるだけでなく、生成AI(テキストや画像を自動生成するAI)やデザインツールを活用してプレゼンテーション資料を作成するなど、例年以上に工夫を凝らしたアイデアが並びました。

Chromebookを使う生徒たち

専門家による厳正な審査と助言

2日目の午後には、各チームが5分以内でビジネスプランを発表する最終発表会が開催されました。審査員には、株式会社駐妻キャリアnet代表取締役の三浦梓さんと、FLAP代表の久谷翔大さんが招かれました。

三浦梓さん

自身の経験から創業した三浦さんは、「起業は特別な人だけのものではなく、自分が『困った』と感じていることこそビジネスのヒントになる」と生徒たちにメッセージを送りました。

久谷翔大さん

中小企業の財務顧問を務める久谷さんは、「どんなに良いサービスでも利益が得られなければ企業は成長できないので、どうやったら利益が得られるかを徹底的に考えてほしい」と具体的な助言をしました。

審査は「発想力」「課題解決性」「実現性」の3点を評価基準とし、審査員からは各プランの良い点や改善点について丁寧なコメントが送られました。最優秀賞には、京都などの観光地で国内外の観光客をターゲットにした日傘の貸し出しサービス「ひがさんぽ」が選ばれました。このプランは、自身の暑さで困った経験から考案された解像度の高いサービスであり、複数の収益源を考慮している点が評価されました。

生徒たちが実感した「起業」の難しさと面白さ

講座を受講した生徒たちからは、起業に対するイメージの変化や、ビジネスを考える上での新たな気づきに関する感想が寄せられました。ある生徒は「起業は才能のある人がするものだと思っていたが、誰もが挑戦できることであり、困りごとからヒントを得るという考え方を知った」と語りました。また、「どんなに良いサービスでも利益が得られなければ企業は成長できないこと、そのために利益を得られるかを意識することの重要性についても学んだ」という声もあり、実践的なビジネス思考が育まれたことが伺えます。

チームで活動する中で、「新しい発想や今回参加した人達の考えから新しいアイデアが生まれ、いつもは感じない発想に触れることができた」という声もあり、仲間と共に充実した時間を過ごせたようです。

5年目を迎えた講座が生徒にもたらす変化

宇都宮短期大学附属高校の起業論は、今年で5年目を迎えました。1年目から企画に関わる早乙女敏先生は、「毎年違う起業家の方をゲストにお招きしているので色々な発想を聞けるのが面白い」と語っています。

早乙女敏先生

5年間の開催を通じて、生徒たちの間には「起業や会社を立ち上げるということが浸透してきた」と変化を実感しているとのこと。外部コンテストに積極的に応募したり、自分でプロジェクトを立ち上げたりする生徒も現れ始めているそうです。

株式会社オーナーは、宇都宮短期大学附属高校のほかにも、那須塩原市主催のアントレプレナーシップ教育プログラム「amカレッジ」の企画・運営を行うなど、栃木県内で実績を積み重ねています。今回の授業の経験も踏まえ、今後も各地の高校生に向けてアントレプレナーシップ教育に取り組んでいく方針です。

詳細はこちらで確認できます。
株式会社オーナー サービス実績: https://ownerjapan.co.jp/service.html

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