横須賀に不足していた「柄のデザイン」機能を提供
スカジャン発祥の地である横須賀市ドブ板通りには、現在も横振り刺繍(生地を上下に動かしながらミシンで刺繍する伝統的な手法)の職人がいます。しかし、新たなスカジャン柄をデザインする専門事業者が不足しているという課題がありました。このため、横須賀で本格的な別注やOEMを依頼しようとしても、企画がスムーズに進まないケースが少なくありませんでした。
本サービスは、この「柄のデザイン」工程を担い、柄の企画から国内工場での量産までを一つの窓口で提供することで、この課題を解決します。また、業界では試作(1着物)と量産で窓口が分かれていることが一般的でしたが、本サービスでは柄のデザインを起点とすることで、1着の試作から100着以上の量産までを、同一の窓口と同一の柄データで受注することが可能になります。

著名な実績を持つスカジャン柄デザイン
横地広海知氏は、これまでにも数々の著名な案件にスカジャン柄を提供してきました。これには、ジーユー(GU)の「OMIYAGE JAPAN POP! GU Souvenir Collection」(2025年)、PUMAの「SKA JACKET MIJ」(2024年)へのベースデザイン提供が含まれます。さらに、2025年大阪・関西万博の公式ライセンススカジャンのデザインや、『モンスターハンターワイルズ』コラボスカジャン、メタバースヨコスカへのデザイン提供、スカジャン柄マンホールのデザインなど、横須賀市関連の事業にも貢献しています。
これらの実績は、スカジャン以外のアイテムや公的なプロジェクトにおいても、柄単体のデザイン需要が継続していることを示しており、柄のデザインを独立したサービスとして提供する判断につながりました。
明瞭な価格設定と自動見積もり機能
スカジャンの制作費は、柄の複雑さ、刺繍面積、着数によって変動するため、費用相場が分かりにくいという点がこれまでの制作の障壁となることもありました。本サービスでは、着数に応じた目安価格を公開しています。
| 着数 | 既製のボディ使用 | ボディから制作 |
|---|---|---|
| 1〜49着 | 1着 165,000円(税込)〜(デザイン費込み) | 1着 220,000円(税込)〜(デザイン費込み) |
| 50〜99着 | 1着 38,500円(税込)〜(デザイン費別) | 1着 49,500円(税込)〜(デザイン費別) |
| 100着〜 | 1着 18,700円(税込)〜(デザイン費別) | 1着 27,500円(税込)〜(デザイン費別) |
※上記は下限の目安であり、刺繍の面積・色数・柄の複雑さ・生地によって変動します。正式な見積もりは、生地と縫製の手配先に在庫と工程を確認したうえで提出されます。
ウェブサイトの自動見積もりページでは、着数、ボディ、生地、刺繍箇所などを選択するだけで、上記の単価に基づいた概算費用が表示されます。柄のデザインのみを依頼する場合は、費用が使用媒体、使用期間、権利形態で決まるため自動計算の対象外となり、個別に見積もりが行われます。画面から詳細見積もりを依頼でき、一週間を目安に返信されます。

自動見積もりを試すにはこちらをご覧ください。
https://hiromichiyokochi.com/estimate.html
安心して利用できる契約体制
様々な規模の案件に対応するため、契約面でも体制が整備されています。発注時には、顧問弁護士が監修した契約書が用意され、著作権の帰属、利用許諾の範囲(媒体・期間・地域・商品ラインナップ)、禁止事項が明確に記載されます。また、相談段階で制作コンセプトと確定事項をまとめた仕様確認書を発行できる社内ツールも開発されています。
サービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | スカジャンOEM/ブランド別注(合同会社ICHI) |
| 提供開始日 | 2026年8月31日 |
| 内容 | 柄のデザイン、刺繍データ作成、量産手配、納品。柄のみ・量産のみの部分依頼も可 |
| 発注方法 | A 企画から量産まで一括/B 試作1着を制作し承認後に量産/C 柄のデザインのみ納品 |
| 最小ロット | 1着 |
| 組み合わせ | ポリエステルサテン、別珍ほか。片面・リバーシブル対応 |
| 製造 | 国内外の専門工場・職人と連携 |
| 納期 | 1着は3カ月〜。柄のデザインのみは1点3週間〜。特急対応は最短1カ月(時期により可・追加料金必要) |
| サンプル確認 | ICHIドブ板本店(横須賀市本町3-11-7)。営業時間内は予約不要。 |
OEMサービスの詳細は、以下のページで確認できます。
https://hiromichiyokochi.com/oem.html
スカジャン絵師 横地広海知氏のコメント
スカジャン絵師の横地広海知氏は、「スカジャン生産背景を持たない“スカジャン発祥の地”横須賀市の特産品を『スカジャン柄』と再定義し、『スカジャン絵師』として活動を続けてきました。私がデザイン提供したスカジャン柄アイテムが全国の店舗でご好評いただいていると聞き、『横須賀=良いスカジャン柄が買える街』という状況は作れたように感じています。本取り組みが、ここから『横須賀=良いスカジャン柄でスカジャンが作れる街』としてさらに地域資産を磨いていくきっかけになればと思います」と述べています。

スカジャン絵師 横地 広海知(よこち ひろみち)について
横地広海知氏は1981年愛知県名古屋市生まれ。神戸大学大学院で認知心理学を学んだ後、面白法人カヤックでプランナー・ディレクターを経験し独立しました。2008年に横須賀へ移住し、スカジャン発祥の地であるドブ板通りを拠点に「初代スカジャン絵師」として活動を開始。スカジャン黎明期(1940〜50年代)の伝統柄の復興をライフワークとし、横振り刺繍と同じように刺繍目を入れながら面を塗る独自の作画を特徴としています。現在はドブ板通り商店街の副理事長も務め、柄のデザインだけでなく、横須賀の地域活性化や文化継承にも積極的に取り組んでいます。
合同会社ICHIについて
合同会社ICHIは、ベンジャミン・ポーテン氏と横地広海知氏が代表を務める会社です。2024年10月7日に設立され、神奈川県横須賀市本町に所在地を置いています。事業内容はスカジャン柄の提供、アパレル・雑貨品の企画制作、小売店営業です。
URL: https://ichi-pj.com