Sonalys株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:佐藤 真結)は、TikTok Shopに特化したAIライブコマース運用支援サービス「LIVE Commerce 365」の提供を開始した。AIクローン技術を使ったライブ配信に加え、キャスティング、配信オペレーション、配信者教育などをまとめて提供するライブコマースの総合支援サービスである。有人配信が難しい時間帯もAIクローンが配信を続けることで、ライブコマースの販売機会を最大24時間365日に広げる。すでにTikTok Shopでライブ配信を行う企業には、既存の有人配信とAI配信を組み合わせ、配信時間とGMV(流通取引総額)の最大化を支援する。これから参入する企業には、ショップ開設から配信者のキャスティング、運用体制の構築、配信開始までを一気通貫で支援する。

配信者頼みの運用が売上拡大の壁に
TikTok Shopの国内展開により、ライブ配信を通じた販売は新たな販売チャネルとして注目を集めている。一方で、その運用は配信者への依存度が高い。配信できる時間は出演者の稼働時間に限られ、採用・育成・シフト管理の負担や、配信者による品質のばらつきも生じる。さらに、成果を出し続けるには、商品構成やトークの改善、コメント対応といったオペレーションを継続できる体制が欠かせない。
その結果、すでにライブコマース配信を行う企業では、成果の出ている配信を広げたくても人的リソースが壁となり、売上の拡大が頭打ちになるケースが見られる。これから参入する企業にとっては、ショップ開設から配信者の確保、運用体制づくりまでのハードルの高さが課題となっている。

人とAIクローンが役割を分担する仕組み
導入は、次の3つのステップで進める。
- 現状の配信状況や販売課題をヒアリングし、運用方針を設計
- 配信素材をもとにAIクローンを生成し、商品情報やFAQを設定
- 有人配信とAI配信を組み合わせた運用を開始し、継続的に改善
運用では、ブランド表現や企画、重要なコミュニケーションを人が担い、長時間配信や反復的な商品説明をAIクローンが担う。人とAIで役割を分けることで、人の価値を保ちながら販売接点を広げるという考え方だ。有人配信だけでは1日の配信時間に上限があるなか、有人配信の前後や深夜・早朝の時間帯をAIクローンが補い、最大1日24時間の配信を実現する。
AIクローンは、成果を上げている配信者の話し方や表現を再現する。1体のクローンで複数商品の紹介に対応し、自然な日本語による継続的な配信を支援する。配信中は、事前に登録した商品情報やFAQをもとに、視聴者の質問へのリアルタイム応答、商品説明、購入を後押しするトークまでを担い、ブランド表現レギュレーションにも対応している。
取り組み状況に合わせた2つのパッケージ
すでにTikTok Shopでライブ配信を行っている企業向けの「グロースパッケージ」は、成果の出ている有人配信をAIクローンで拡張し、配信時間と売上創出機会の拡大を図るもの。成果を出し続けるための運用体制づくりもあわせて支援する。
- 成果の出ている配信者のAIクローン生成と、AI配信による配信時間の拡張
- 配信データをもとにした、商品構成・配信スクリプト・配信時間帯の改善
- 配信オペレーションの設計・改善
- 追加配信者のキャスティング
- 配信者へのトーク・販売スキルの指導
これからTikTok Shopでライブ配信を始める企業向けの「スタートパッケージ」では、ショップのセットアップから配信者のキャスティング、配信の立ち上げまでを一気通貫で支援する。
- TikTok Shopの開設・初期セットアップ、商品登録
- 販売戦略・配信企画の設計
- 配信者のキャスティング
- 有人配信の検証と、AIクローンの生成・AI配信の開始
- ショート動画の制作およびSNS運用支援
- 配信開始後の運用・改善
いずれのパッケージにも、商品情報の登録および初期セットアップ、AIクローンの生成・品質管理と配信スクリプトの最適化、配信企画・運用体制の設計および改善支援、配信データをもとにした効果検証・改善提案、技術サポートおよび開発チームとの連携が含まれる。同社が強みとするSNS運用、ショート動画制作、インフルエンサーマーケティング・配信者のキャスティングと組み合わせ、集客からライブ配信、購買促進までを一貫して支援する。同社はByteDance出身の代表を中心に、TikTokをはじめとするプラットフォームへの理解と、SNS運用・コンテンツ制作で培った知見を生かした支援を強みとしている。
海外での導入事例と1週間のトライアル
LIVE Commerce 365で採用しているAIライブ配信技術は、海外のECプラットフォームでも導入が進んでいる。中国のECプラットフォーム「淘宝(Taobao)」の大型セール期間における導入事例では、有人配信とAI配信を組み合わせることで、GMVがそれぞれ71%、30%増加した実績が報告されている。ただし、この増加率は技術提供元の公表値で、日本国内のTikTok Shopにおける実績ではない。また個別の導入事例であり、すべての企業・商品で同等の成果を保証するものではないとしている。
導入前の検証用として、1週間のトライアルプランも用意する。セットアップ、AIクローン作成、管理画面の設定を含み、期間中は時間無制限で配信できる。提供開始にあわせ、先行導入企業には特別条件での提供を予定しており、条件の詳細は問い合わせで案内する。なお、配信の実施には各プラットフォームの利用条件が適用される。
出典:Sonalys株式会社