AIとデジタル技術で回収プロセスを効率化
新たな実証では、持ち込み前に回収対象品であるかを確認できるAI判定機能と、事前登録した利用者が回収用物置を解錠できる無人受付の仕組みを導入しました。これにより、店舗や事業者の運営負担軽減を図るとともに、遠隔で回収状況を確認できるようになります。
この取り組みは、カインズが2024年から掛川市や事業者とともに進めてきた製品プラスチック資源循環の共創事業「プラリクル」のフェーズ3にあたります。
「プラリクル」これまでの歩み
-
2024年(フェーズ1): 約65トンの製品プラスチックを回収し、市民参加型の店頭回収による資源循環モデルの有効性と実現可能性を検証しました。
-
2025年(フェーズ2): 回収対象品目を限定し、有人受付を導入。再資源化に適した品質の確保に取り組み、回収した製品プラスチックの商品化を実現しました。

これまでの取り組みで、市民からは利便性への高い評価や継続を望む声が寄せられましたが、回収対象品目の拡大や利用機会の向上、運営の効率化といった課題も浮上しました。そこでフェーズ3では、AIやデジタル技術を活用し、LINEミニアプリ「プラリクル」を使用することで、継続的な運営が可能な資源循環モデルの構築を目指します。

実証事業の概要
-
実施期間: 2026年9月14日(月)~12月13日(日)
-
回収時間: 9:30~18:00
-
回収店舗: カインズ 掛川店、カインズ 大東店
-
回収対象: 掛川市内の家庭から排出される不要になった大型プラスチック製品のうち、LINEミニアプリ「プラリクル」で回収可能と判定されたもの
-
対象品目: 約50品目
回収したプラスチックが新たな商品に
「プラリクル」は、製品プラスチックを回収するだけでなく、新たな商品として再び生活の中に戻すところまでを一つの循環として捉えています。2024年の実証で回収されたプラスチックの一部は再生原料となり、その原料を配合した「取っ手が持ちやすい買い物かごプラリクルVer」として商品化されました。この商品は2025年10月から静岡県内のカインズ店舗で販売されており、市民が持ち込んだ製品プラスチックが新たな商品へと生まれ変わり、再び店頭を通じて活用される循環を実現しています。

カインズの「くみまち構想」
カインズは「まちのくらしをみんなでDIY。」をコンセプトに、「くみまち構想」を推進しています。店舗を地域の資源循環拠点「サーキュラーステーション」と位置づけ、そのハブとしての役割を担い、地域住民や様々なステークホルダーと協働・共創することで、持続可能な地域社会の実現を目指しています。
くみまち構想について、より詳細な情報は以下のリンクから確認できます。