夏期集中講座「伝えるチカラ編」の成果
この夏期集中講座は、子どもたちが自身の考えを広げ、理解し、整理した上で、最終的に自分の言葉で表現する力を育むことを目指して実施されました。全9回の講座のうち、株式会社intuは「考える力」を育む3回を担当し、思考力育成プログラム「地頭学院アイディアクエスト」のノウハウが活用されました。
講座の前後には、思考力を可視化するテスト「TQ(Thinking Quotient)」が実施され、その結果、前後比較が可能だった受講者のTQスコアは平均150.7点から203.7点へと53点上昇し、実に35.2%の伸びを記録しました。

思考の変化をデータと実例で確認
TQスコアの上昇だけでなく、子どもたちが実際に書いた自由記述にも顕著な変化が見られました。例えば「ダイヤが埋まっているニュース」というテーマでは、受講前には「いいなと思った」「お金持ちになりたい」といった個人的な感想が中心でしたが、受講後には「掘って本当にあるか確かめて、10個くらい欲しい」「掘る→集める→保管する→お金に替える→好きなものを買う」といった、確認、目標、その後の行動、数量、使い道まで考える具体的な思考が見られました。
また、「空を飛べたら」というテーマでは、「自由に飛びまわる」「宇宙まで行きたい」という空想から、「友達にも能力をあげる」「空中サッカーをする」「学校や習い事に行く時にも空を飛んでいきたい」といった、他者や日常生活への発想の広がりが確認されています。


これらの変化は、単に文章量が増えただけでなく、「その後は?」「他には?」「なぜ?」といった問いかけを通じて、子どもたちが自ら問いを生み出し、思考を連続させ、深く掘り下げられるようになったことを示しています。講座の最後には、子どもたちが保護者の前で自身の考えを発表する機会も設けられ、一連の学びを経験しました。

関係者の声と今後の展望
有限会社のびのびの松浦弓絵氏は、講座開始当初は考えを広げたり言葉にするのが難しかった子どもたちが、回を重ねるごとに成長し、最後の発表会で堂々と発表する姿に感動を覚えたとコメントしています。今後も冬期講座を含め、子どもたちの「考える・理解する・伝える」力を育む機会を継続して提供していく意向です。
TQ(Thinking Quotient)とは
TQは、株式会社intuが開発する「考える力」を可視化するアセスメントです。記憶力や知識量を測る従来のテストとは異なり、問いの生成や自由記述から現れる思考プロセスを分析し、1000点満点のTQスコアなどで数値化します。現在、実証実験中のため無料で受検可能です。

株式会社intuについて
株式会社intuは「考える力にモノサシを。」を掲げ、AIを活用した思考力の可視化・育成に取り組む企業です。思考力育成プログラム「アイディアクエスト」と、思考力可視化テスト「TQ(Thinking Quotient)」を開発し、教育・スポーツなど多様な分野での実証・共創を進めています。

有限会社のびのび「のびのび館」について
有限会社のびのびは、創業42年の歴史を持つ教育事業者です。長年の指導ノウハウを活かし、茨城県守谷市で教育スクール「のびのび館」を運営しています。英会話、知育、自立学習、インド式算数、速読聴など、知識習得だけでなく、自ら学ぶ姿勢や人間力、問題解決力を育む教育を提供しています。
株式会社intuは今後、学校・教育事業者・大学・研究機関などと連携し、TQを活用した共同実証や共同研究を通じて、思考力成長の可視化と育成の仕組み検証を進めていくとしています。