ホンダ『X-ADV』が6期連続首位!バイク未来総研、第57回『リセール・プライス』ランキング発表
バイク未来総研は、2026年3月から5月を対象とした第57回『リセール・プライス』ランキングを発表しました。ホンダ『X-ADV』が6期連続で首位を維持し、トップ10の8車種をホンダが占める結果となりました。スーパースポーツモデル『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』も初ランクインし、多様なモデルが市場で高い評価を受けていることが示されました。
総合ランキング上位10車種
| 順位 | メーカー・車種 | リセール・プライス |
|---|---|---|
| 1 | ホンダ・X-ADV | 139.5 Pt |
| 2 | ホンダ・CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES DCT | 100.6 Pt |
| 3 | ホンダ・NC750X DCT | 100.0 Pt |
| 4 | ホンダ・CB1000F | 95.2 Pt |
| 5 | ヤマハ・MT-09 SP ABS | 94.6 Pt |
| 6 | ホンダ・ADV160 | 93.8 Pt |
| 7 | ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE SP | 89.4 Pt |
| 8 | ホンダ・CRF250L | 86.8 Pt |
| 9 | ホンダ・Gold Wing Tour | 86.6 Pt |
| 10 | ヤマハ・TRACER9 GT | 85.3 Pt |
調査対象期間:2026年3月~2026年5月
ホンダ・X-ADVが6回連続で首位を堅持

ホンダ『X-ADV』は第52回から6回連続で首位を維持しています。ビッグスクーターとアドベンチャーモデルの要素を融合させ、都市走行から長距離ツーリング、アウトドアレジャーまで幅広く対応する点が評価されています。リセール・プライスは第55回の113.2Ptから第57回の139.5Ptへと、2期連続で12ポイント以上の上昇を見せており、市場での評価の高さがうかがえます。国内での実用性と趣味性の両立に加え、海外市場での人気や為替環境も、X-ADVの高いリセール・プライスを後押ししていると考えられます。
ホンダ・CB1000Fが4位にランクイン

アドベンチャー/クロスオーバー系モデルが上位を占める中、大型ロードスポーツモデルのホンダ『CB1000F』が4位にランクインしました。リセール・プライスは前回の105.9Ptから95.2Ptへと低下し、順位は下がったものの、引き続き高い評価を維持しています。発売当初は需要に対して流通台数が少なかったため高値で推移していましたが、中古市場での流通台数が増加したことで、相場が落ち着いてきた可能性があります。2026年8月21日には新型「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」の発売も予定されており、CBブランド全体への関心が高まる中、CB1000Fの中古市場での動向にも注目が集まります。
ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE SPが初のトップ10入り

7位には、ホンダ『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』が初めてランクインしました。このモデルは、CBRシリーズの最上位モデルをベースに、電子制御サスペンションや高性能ブレーキを専用装備した大型スーパースポーツモデルです。高出力エンジンと最適化された車体、そして2モーター式スロットルバイワイヤなどの先進的な電子制御技術により、サーキットでの走行性能とライダーの操作に対するコントロール性を追求しています。実用性や快適性が重視されるクロスオーバーモデルが上位を占める一方で、最高峰の走行性能を持つスーパースポーツモデルにも根強い需要があることを示しています。
『リセール・プライス』とは
『リセール・プライス』とは、バイクを再び売却する際の価格を指す指標です。2026年7月末時点で新車購入が可能なバイクを対象とし、業者間オークションでの売却金額の平均値と新車販売価格を基にポイント化されます。ポイントが高いほど、リセール・プライスが高いと想定されます。
この指標は、バイク王が取り扱う年間約10万台の中古バイク取引データに基づき、バイク未来総研が独自に集計したものです。バイクユーザーが新車または中古バイクを購入する際の参考情報として活用されることを目的としています。
詳しいランキングや排気量別のランキングは、バイク未来総研の記事で確認できます。
バイク未来総研 リセール・プライスランキング
バイク市場のトレンドと今後の展望

バイク未来総研所長の宮城光氏は、今回のランキングについて「X-ADVの6期連続首位は、スクーターとアドベンチャーを融合させた万能性が現代のライダーの価値観と一致している証拠」と述べています。また、「リセールバリューは人気の結果であると同時に、市場が将来の価値を認めている証」としています。
スーパースポーツモデル『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』の初ランクインについては、「世界最高峰レベルの電子制御技術やサーキット性能に加え、『ホンダのフラッグシップを所有する価値』が再評価されている」と分析。高性能モデルを長く大切に所有するライダーが増え、流通台数が極端に増えないことが価値を支えている可能性も指摘しています。
CB1000Fに関しては、「往年のCB750FやCB900Fを思わせる美しいスタイリングに、現代の高性能シャシーとエンジンを融合させたことで、歴史と最新技術の両方を楽しめる一台」とその魅力を語っています。CBブランド全体の注目度が高まっていることも、リセールという数字に表れていると感じているようです。
今回のランキング結果から、バイク市場は実用性だけでなく、ブランド性や所有する満足感、さらには将来的な価値まで含めて一台を選ぶ時代へと変化していることが示唆されます。リセール・プライスは、ライダーが次に何を選びたいのか、そして市場がどんなバイクに未来を感じているのかを映し出す鏡と言えるでしょう。
バイク未来総研について

バイク未来総研は、2022年3月に発足しました。バイク業界のより良い未来を創造するため、バイクの新しい価値を調査・分析し、その内容を広く社会に発信することを目的としています。国内外のレースで実績を挙げたモータージャーナリストの宮城光氏を所長に迎え、バイクライフの楽しさや独自データ分析に基づいた情報発信、そしてライダーや業界が描く「未来」に焦点を当てたコンテンツを順次提供しています。


