2026.08.27

レゴ研修の参加者満足度、ファシリテーション4.66点で最高評価

文・webmaster 約5分

株式会社クック・ビジネスラボが実施したレゴ®シリアスプレイ®研修について、2021年から2026年にかけての参加者アンケートを集計した結果を公表しました。最も高い評価を得たのは「ファシリテーターの進行の分かりやすさ」で、5点満点中4.66点(回答数79件)です。96%の回答者が「4」以上と評価しており、研修全体の満足度4.39点(回答数158件)を上回る数値となっています。

参加者が重視するのはツールではなく対話設計

直近の調査では、2026年3月から7月に実施した4件の研修に参加した83名を対象に5つの指標を測定しました。結果は以下の通りです。

  • ファシリテーターの進行の分かりやすさ:4.67点(「4」以上95%)

  • 研修全体の満足度:4.51点(「4」以上92%)

  • 新しい気づき・学びがあったか:4.33点(「4」以上87%)

  • 日頃の業務に活かせそうか:4.11点(「4」以上72%)

  • レゴ®ブロックで自分の考えを表現しやすくなったか:3.78点(「4」以上64%)

注目すべきは、進行の分かりやすさ(4.67点)と、ブロック操作性に関する項目(3.78点)の間に0.89点の差があることです。同じ83名が両方に回答した上での差であり、参加者は「ツールの使いやすさ」よりも「ファシリテーションの質」を高く評価しています。

参加者の自由記述にも同じ傾向が表れています。「レゴでの表現自体は私には少し難しく感じましたが、普段の業務では得られない対話の機会があり、多くの気づきが得られました」という回答が複数寄せられています。

直近3年で大手・グローバル企業の導入が加速

2023年9月から2026年8月までの3年間で、クック・ビジネスラボは延べ164件・101社に研修を実施しました。3年すべての期で実施した企業が5社、2年以上継続した企業が20社で、リピート率は約80%に達しています。

直近1年(2025年9月〜2026年8月)の新規取引先23社のうち、15社(65%)が大手・グローバル企業です。内訳は総合商社4社、製薬・ヘルスケア4社、IT・通信4社、外資系消費財2社、その他1社となっています。件数の増加というより、1社あたりの規模が上がった点が特徴です。

同じ1年間に総合商社2社と大手製薬3社が新規で導入を開始し、大手企業層による評価が高まっていることを示しています。

研修設計が評価の分かれ目

代表取締役の森琢也は、進行評価が最も高いことについて次のように述べています。同社は事前ヒアリングや研修設計に力を入れており、参加者に投げかける問いの文言まで各企業に合わせてデザインしているため、その比重が評価に反映しているということです。

森琢也は「レゴ®ブロックは対話を起こすためのきっかけに過ぎない」と指摘します。作品づくりの時間を意図的に5分から10分程度に絞っているのは、時間をかけるほど人が頭で答えを組み立ててしまうからです。制約ではなく、ご本人も自覚していなかった考えを引き出すための設計だということです。

また「レゴ作品の完成度は研修の良し悪しを左右しない。見るべきなのはその作品をきっかけにどんな対話が生まれたかだ」と述べており、形よりも対話プロセスに重点を置いていることがわかります。

企業向け研修市場の拡大背景

矢野経済研究所の調査によると、企業向け研修サービスの2025年度市場規模は前年度比3.7%増の6,075億円です。人的資本の情報開示が2026年の府令改正で次の段階に入ることもあり、組織風土やエンゲージメントへの投資が企業の経営課題となっています。

体験型・対話型研修については、発注側企業が「どの会社に依頼するか」を判断するための根拠が乏しいのが現状です。各提供企業の提案が「効果がある」という結論に留まり、比較のための具体的な数値や参加者の実感が公開されている例は限定的です。

クック・ビジネスラボが今回自社の実績と参加者アンケートを公開したのは、不利な数値も含めて開示することで、企業人事担当者に実質的な判断材料を提供するためです。森琢也は「どのツールを使うかではなく、どんな問いをどんな順番で投げるのかを見ていただきたい」と語っています。

実施条件と費用

研修は3名からの少人数対応から200名以上の大規模実施まで対応しています。実施時間は半日プログラム3〜4時間または1日プログラム6〜7時間です。問い合わせから通常2〜4週間のリードタイムを要します。

最小構成(10名前後・2〜3時間)は20万円からの費用設定です。半日プログラム(3〜4時間・20名前後)は実勢30万〜35万円、1日プログラム(6〜7時間・20名前後)は実勢40万〜45万円です。いずれも税別で、レゴ®教材の送料は別途、首都圏以外での実施は交通費・宿泊費が実費となります。

この記事のポイント

  • 参加者の評価は「ブロック操作性」(3.78点)よりも「進行の分かりやすさ」(4.67点)が31ポイント高い

  • 3年間でリピート率80%、直近1年の新規導入の65%が大手・グローバル企業

  • 企業向け研修市場が6,075億円規模(2025年度)に拡大する中、設計の質で差別化が進行中

  • 体験型研修の選定基準が「ツール」から「ファシリテーション設計」へシフト

引用元:レターリリース

XFacebookLINE

関連する記事

Related

コメントを書く

メールアドレスは公開されません。